2021-08-04 リンク修正 2021-04-19 新規
【年金法改正2022】こうして年金制度は完成し、破綻しなくなった
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年金制度改正法(令和2年法律第40号)が成立しました
年金制度改正法(令和2年法律第40号)が成立しました|厚生労働省
こうして年金制度は完成し、破綻しなくなった
平成16年(2004年)~令和4年(2022年)の時を経て、年金制度は実に破綻しない制度と成りました。
この間に何が有ったのか。
ざっくり説明と対応を見ます。
年金の問題噴出
無駄遣い
グリーンピア等での無駄遣いで国民が激怒しました。
※グリーンピアとは、年金福祉事業団が施設を整備した、日本の大規模年金保養施設(リゾート施設)であった。
消えた年金問題
年金納付記録が消える問題がありました。
各年金によって番号がバラバラだったためです。
今のマイナンバーの仕組みに繋がります。
人口構造の変化
年金は人口構造が堅牢を前提とした仕組みです。
逆三角形では維持出来ません。
物価連動型の問題点
旧年金は物価連動を基本として均衡するように想定されています。
この問題点はデフレ、つまり物価が安くなり、給料もそれ以上に低くなる状況に対応出来ません。
平成は全体を通して、デフレーション、人口減、低位安定の状況でした。
厚生年金基金
所謂、年金の3階部分は破綻したと言っていいでしょう。
この原資、運用は各会社や団体に任せていましたが、まぁ身内身内なんでダメでしたね。
使い込み、数字上の詐称などです。
年金の問題対応
(無駄遣いの対応)
まぁ無駄遣いはしないように頑張りましょうってとこできてます。
無駄遣いはしないけど、債券から株価重視にシフトしています。
(消えた年金問題の対応)
マイナンバーや基礎年金番号を導入しています。
番号は整理しましょう。
(人口構造の変化の対応)(物価連動型の問題点の対応)
マクロ経済スライドの導入がありました。
平成16年(2004年)に、比較的に速い段階でマクロ経済スライドを導入しています。
個人的にはもう10年早かったらと思います。
(厚生年金基金の対応)
厚生年金基金から投資(iDeCo等)へ。
年金制度の強化
年金制度の強化は平成の末、令和の頭あたりで行われています。
2022年の年金法改正施行で、概ね整います。
みんな健康に働きましょう
選択肢を大幅に増やしました。
制度上は頑張れば頑張るほど報われます。
世の中の経済状況は除きます。
被用者保険の適用拡大
細かいところは省きます。
確認して下さい。
ざっくり解説で、ほぼほぼ会社勤め(※雇用形態問わない)は被用者保険に入ることとなると思います。
60歳~64歳の在職中の年金受給の見直し
年金カット基準が緩和されています。
一般サラリーマン規模(役職等なし)だと、満額もらえることと想定されます。
約5年間頑張った後に増額年金と成るものが、1年単位に緩和されます。
受給開始時期の選択肢の拡大
60歳~75歳の間で受給開始を決めれます。
55歳定年、60歳定年は、過去の遺物と成るでしょう。
確定拠出年金の加入可能要件の見直し ※確定拠出年金法、確定給付企業年金法、独立行政法人農業者年金基金法等
今までは、結構厳しい基準がありましたが、限度内で簡単に加入、脱退が出来ます。
個人から観察すると、私財を第3の年金へと充てることが可能です。
改正前は、厚生年金基金の制度の後釜の位置にいました。
その位置から個人に降りてきた格好ですね。
保険料免除、猶予の充実
払えない期間もあるでしょう。
満50歳を起点として、保険料免除、猶予が充実しています。
50歳~60歳の猶予が出来ないのはおそらく10年年金に関わるからと想定されます。
過去記事も是非参照を。
10年年金の誕生
所謂、10年年金が誕生しています。
各年金制度は、資格期間が原則として25年以上合算で必要でした。
それが、資格期間が10年以上あれば受け取りが可能です。
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2017/20170801.html
財源の多様化
昔は、ほぼ保険料で賄われていました。
そこへ税金(3分の1)と債券運用が入り、運用に株にも当てられます。
近年では、基礎年金の財源の2分の1が税金から補填され、運用面で株重視に成っています。
年金法改正2022以降の年金制度の結論
年金は破綻しません。
破綻したくても出来ません。
過不足はあるでしょう。
選択肢が山ほど増えました。
自己防衛のため、若い人は頑張りましょう。
タバコを吸う方は早めの受給、健康不安は標準、自営業等定年がない方は出来るだけ先送りを、お奨めします。
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コロナ禍の期間を利用して、2021年早春~4月に掛けて、危険物取扱者乙種4類取得した変態古物商人。 マルチな実務員目指して頑張ってる中年。 4ブログも順次更新中。