2020-10-15 はてなブログ タグ追加 2017-03-07 新規
物流クライシス ~ネット通販の裏側~
目次
・物流クライシス ~ネット通販の裏側~
・・Amazonから来る宅配便利
・・物流の現状
・・佐川撤退
・・免許制度の改定
・・郵便料金改定
・・クロネコヤマト総量規制
・外食店なども見直しが始まっています
・"人口が減る"ということ
・物流の果てに見る日本の姿
・まとめ
◆出典、転記、参考、引用◆
◇その他、著作権の定められた条件(範囲)での利用◇
日本経済新聞記事
(宅配クライシス)ヤマト、全面値上げ アマゾンと交渉入り 27年ぶり、秋までに 再配達有料化に含み :日本経済新聞
物流クライシス ~ネット通販の裏側~
日本の人口減少が叫ばれてから久しい今日このごろ。
物流が今、崩壊の危機に立たされています。
教育、育児、医療、介護、農業、漁業、建設、道路・・・
いろんな危機がありますが、最初に訪れる分野は"物流"かもしれません。
Amazonから来る宅配便利
Amazonから当日宅配。便利ですよね。
ワンクリックで届けてくれる。
時代は変わりました。
と、関心していてはいけません。
貴方のそのサービス。
どんなコストが掛かっているかご存知ですか。
Amazonに限った話ではありませんが…
物流の現状
一言でまとめると"ヒト"は激減し"モノ"は激増しました。
佐川撤退
そんな中、Amazonから佐川急便が撤退しました。
そういえば、最近佐川見ないなと思った貴方!
佐川はAmazonの物流からさじを投げていたのです。
これは、個人的にはよい判断だったと思います。
なにしろ人は減り、物は増えたのですから。
免許制度の改定
最初に改善が始まったのは免許制度です。
準中型免許知っていますか?
郵便料金改定
免許制度の改定が進む中、郵便料金の改定が進んでいます。
基本的には送料値上げなのですが、詳しく分析すると"箱モノ"の送料が上がっていることに気づくと思います。
まぁそうですよね。体積がある上、人件費も掛かりますから。
クロネコヤマト総量規制
Amazonの物流の穴を塞いだのが、クロネコヤマトということですが・・・
まぁ厳しいですよね。
まず、総量規制を実施するようです。
その後、2017年9月を目途に基本料金を値上げを実施。
アマゾンジャパン(東京・目黒)など大口顧客と交渉に入ったそうです。
※2017/3/7付日本経済新聞 朝刊
Amazonが頑なな態度だと、再配達値上げまで視野に入れるそうです。
以下公開記事部分抜粋。
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宅配便(総合2面きょうのことば)最大手のヤマト運輸が9月末までに宅配便の基本運賃を引き上げる方針を固めた。ヤマト運輸の長尾裕社長が日本経済新聞の取材で明らかにした。全面値上げは消費増税時を除くと27年ぶりで、アマゾンジャパン(東京・目黒)など大口顧客と交渉に入った。現在は無料の再配達については、荷主と共同で削減に取り組む一方で「協力を得られないなら運賃体系に反映しなければならない」として有料化に含みを持たせた。(関連記事総合2面に)
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外食店なども見直しが始まっています
最近外食店チェーンの24時間営業の見直しも続いています。
既存のサービスの限界を感じます。
"人口が減る"ということ
すべてに言えることですが、"人口が減る"ということを真剣に考えなくてはいけません。
このまま日本の時間が経過すると、3割の人口が消えます。
イメージが付きにくいと思うので、学生時代、青春真っただ中のクラスを思い浮かべて下さい。
1クラスで色んなクラスメイトがいたでしょう。
スポーツ万能な子、頭いい子、やさしい子、不良な子、元気な子、変わった子・・・
30人くらいでしょうか・・・
日本というクラス。
このまま行けば21人になります。
よく、人口減っても経済は沈まないという論調を目にしますが、経済が沈まなくても人が沈んでしまいます。
物流の果てに見る日本の姿
個人的に、物流の問題が一番最初に訪れると確信しています。
なぜならここ1、2年が勝負の年になるからです。
ちなみに団塊の世代の中心が関わる諸問題は2025年に訪れます。
そう。団塊の世代の中心が75歳になる時です。
2015年問題という言葉がありました。
団塊の世代の中心が65歳になる時です。
町中を見れば、今の65歳は元気です。ご老人の青春といった感じでしょうか。
でも75歳はどうですか。
介護の波が訪れます。
まとめ
この図を心に刻んで下さい。
これが東京オリンピック2020の姿です。
物流が下半分が主に担っています。