天照備忘録 ~ブログ森の中にある小さな休憩所~

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ハングリーであれ。愚か者であれ。

2020-10-15 はてなブログ タグ追加 2019-10-28 新規

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イメージサムネイル ©あめまん(素材) ©天照 貴之(加工)

ハングリーであれ。愚か者であれ。

 

 

◆出典、転記、参考、引用◆
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筆者の知識、経験
筆者撮影物、制作物
画像「フリー素材ぱくたそ(https://www.pakutaso.com/)」「いらすとや(https://www.irasutoya.com/)」から

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備忘録

ノートとペンのフリー画像(写真)

ノートとペンのフリー画像(写真) ©monochr

いつもと違い、備忘録として、伝説のスピーチを残して置きます。

今は亡きスティーブジョブズ氏に哀悼の意を捧げると共に、新しい価値観を与えてくれたことに感謝申し上げます。

下記は伝説の大学でのスピーチ簡単な訳文です。

※スタンフォード大学2005年卒業式で行われた伝説のスピーチ

 

挨拶

ダイナミックマイクのフリー画像(写真)

ダイナミックマイクのフリー画像(写真) ©Bauer-INABA

ありがとう

この世界最高の大学の卒業式にお招き頂き、大変光栄です

本当のことを言うと、私は大学を中退したので大学の卒業式に出るのは初めてです

今日、私は3つの話を皆さんにご紹介します

大したことはないただ3つの話だけです

 

〝点を繋げる〟

積まれた本と、徹夜で調べものをする様子のフリー画像(写真)

積まれた本と、徹夜で調べものをする様子のフリー画像(写真) ©すしぱく

最初の話は〝点を繋げる〟ということです

私はリード大学を6ヶ月で中退し、そして正式に退学するまで18ヶ月ほど学校をうろついていました

中退の理由は?

それは私が生まれる前まで遡ります

私の生みの親は未婚の大学院生だったので私を養子に出すことにしました

母は大学を卒業した人が親になるべきだと望んでいたのである弁護士夫婦に預けるという話になりました

しかし私が生まれる直前、弁護士夫婦が女の子がほしいと希望したので話は無しになりました

そこで養子縁組の順番待ちをしていた別の夫婦に電話がきました

「期待していなかった男の子がいます引き受けてもらえますか?」と聞かれ

「もちろん」と夫婦は答えました

それで生みの親を知ったわけですがその夫婦の奥さんは大学中退、夫の方は高校ですら中退でした

それで母は養子の書類へのサインを拒否しました。

が最終的には息子を立派に大学生にしてもろうことを条件にサインしました

これが私の人生のスタートです

17年後私は無事に大学生になりました

しかし世間知らずな私は、とても学費の高い大学を選んだので

両親の給料がすべて私の授業料へと消え去りました

その半年後、私はそこに価値を感じなくなりました

私は人生の目標がありませんでしたが大学が導いてくれるとも思いませんでした

私は親が必至に稼いだ金を垂れ流すだけだったのです

なので退学することにしましたそれでも大丈夫だと信じて

その時はとても怖かったのですが今考えれば最良の選択でした

その瞬間から私は必修の授業に出る必要がなくなったので

もっと私の興味を惹く授業に潜り込むようになりました

素敵な話ばかりではありません

私には寮が無かったので友達の部屋の床で寝ていました

空のコーラ瓶をお店に返して5セントを稼ぎ食費の足しにしたり

日曜日にはヒンズー教会の夕食を食べるために11キロも歩いたりしました

最高の食事でした

中退して私が興味を持ったものは後に大変価値あるものになりました

ひとつ例に挙げましょう

当時のリード大学には国内最高のカリグラフィ(西洋書道)の授業がありました

学内のポスターやラベルはすべて美しい手書きの字でデザインされていました

私は中退しており必修の授業に出る必要がなかったので

カリグラフィの授業を取って美しい字の書き方を学ぶことにしました

そこでセルフ体、サンセルフ体などの書体や様々な文字の隙間の調整など、

偉大なタイポグラフィを偉大たらしめる要素を学びました

それは美しく、歴史的で、科学では捉えられない繊細さがありました

そこに魅力を感じたのです

そんなことも、人生の役に立つとは思ってもいませんでしたが

しかし10年後、最初のマッキントッシュを作る時になって蘇ったのです

そのノウハウを活かし、マックは世界で初めて、美しい活字を扱えるパソコンとなりました

大学でカリグラフィの授業に巡り会っていなければ、

マックは沢山のフォント、美しい字間調整を搭載することはなかったでしょう

しかしマックを真似したウインドウズはそんな機能が省かれていましたが…

大学を辞めていなければその授業に出会わなかったでしょう

そして美しい活字を持つパソコンも現れなかったでしょう

もちろんその出来事の繋がりを予想はしていません

しかし10年後に振り返ると、とても鮮明見えていました

点と点の繋がりは予測できません

後で振り返って点の繋がりに気付くのです

今やっていることがどこかに繋がると信じてください

何かを信じてください

あなたの根性、運命、業、なんでも構いません

その点がどこかに繋がると信じていれば、他の人と違う道を歩いていても自信を持って歩き通せるからです

それが人生に違いをもたらします

 

〝愛と喪失〟

公園で雑誌を持ったブロンド美女のフリー画像(写真)

公園で雑誌を持ったブロンド美女のフリー画像(写真) ©重村俊雄

2つめ話は〝愛と喪失〟です

若いうちに愛する仕事を見つけたことは幸運でした

20歳のとき両親のガレージで友人とアップル社を始めました

私たちは一生懸命働き、たった2人だけの会社が4000人の従業員と20億ドルを誇る大企業に成長したのです

我々は最初のマッキントッシュを創立の9年後に販売し、次の年に私は30歳になりました

そこで私はクビになりました

自分が創めた会社をクビになったんですよ!?

私はアップルの成長にしたがって、有能だと思った人物を招き重役に置いたのです

初めは上手くいきましたが、将来へのビジョンが食い違い、分裂するようになりました

そのとき取締役会が彼の味方をしたのです

そして30歳でクビです

とても有名な失業でした

人生の焦点だったものが消え、絶望しました

はじめの数ヶ月は途方に暮れました

この分野の先人たちの期待に添えず渡されたバトンを落としてしまったと感じました

私はデビットパッカードやボブノイスに会い、台無しにしてしまったことを詫びようとしました

私の失業は有名だったのでシリコンバレーから逃げようかと思いました

しかし、あることに気が付きました

自分の仕事がまだ好きだったのです

アップルを退職しても、その愛は少しも変わりませんでした

追い出されましたが、まだ愛していたのです

だから再出発することにしました

そのときは分かりませんでしたがアップルからの追放は人生で最良の出来事でした

成功者としての重みが初心者の気軽さに変わりました

自信は失いましたが…

そして最もクリエイティブな人生へ導かれました

5年間の間にネクスト社とピクサー社を立ち上げ、そして後で妻となる素晴らしい女性に出会いました

ピクサーは世界初のCGアニメである「トイストーリー」で成功し、世界最高のアニメスタジオとなりました

そして意外なことにアップルがネクストを買収したんです!

私はアップルに戻り、ネクストで培った技術はアップル再建を支えることになりました

そしてロリーンと私は幸せの家庭を築いています

ずっとアップルにいたのなら、絶対にどれも起こらなかったでしょう

とても苦い薬でしたが、私には必要だったのでしょう

ときには煉瓦で殴られた苦しみに遭うこともありますが

自分を見失あわないでください

私は自分の行いを愛していたからこそ、止めることなく続けられました

あなたも愛するものを見つけましょう

仕事にも恋愛にも言えることです

仕事は人生の重要な位置を占めます

それに満足したければ、自分の仕事が最高だと思うことです

そして最高の仕事するにはその仕事を愛しましょう

まだ見つかっていないのなら、探し続けましょう

安易に落ち着かないでください

その時はピンと来るものです

あなたのハートは分かっています

そして良き人間関係のように、長く付き合うほど、心地よくなります

だから探し続けましょう

落ち着くことなく…

 

〝死〟

暗闇と路肩の雑草のフリー画像(写真)

暗闇と路肩の雑草のフリー画像(写真) ©カズキヒロ

3つめの話は〝死〟についてです

17歳の時にこんな言葉に出会いました

「毎日を人生最後の日だと思って生きよう、いつか本当にそうなる日が来る」

その言葉に感銘を受けて以来33年、私は毎朝、鏡の中の自分に問いかけています

「今日で死ぬとしたら、今日は本当にするべきことをするか?」

その答えが何日も「NO」のままならば何かを変える必要があると気付きます

「すぐに死ぬ」という覚悟があれば人生で重要な決断をする時に大きな自信となります

なぜなら、ほぼすべてのものは

周囲からの期待、プライド、失敗や恥をかくことへの恐怖など

そういったものは、死を直面すると消え去るからです

そこに残るものは、本当に必要なものだけです

死を覚悟して生きていれば、「何かを失う気がする」という心配をせずに済みます

あなたは最初から裸なのです

素直に自分の心に従えばいいんです

私は1年前、癌を宣告されました

朝の7時半に受けたスキャンですい臓にはっきり腫瘍が写っていました

私は「すい臓」が何なのかも知りませんでした

医者からは治療不可能なタイプの腫瘍と聞かされ3~6ヶ月の余命を宣告されました

医者は「家に帰ってやり残したことを片付けろ」とアドバイスしました

つまり「死ぬ準備をせよ」ということです

つまり「子供たちにすべてを伝えろ」ということです

今後10年で言うつもりだったことを数ヶ月のうちに言えということです

つまり家族に負担が残らぬように、全て終らせておけということです

つまりは「さよならを言っておけ」ということです

その宣告を抱えて一日を過ごしました

その日の夜、カメラを飲む検査を受けました

腸からすい臓へ針を通し、腫瘍細胞を採取する検査です

私は鎮静剤が効いていたのですが側にいた妻の話をよると

腫瘍を検査した医師たちが叫びだしたそうです

その腫瘍は手術で治せる非常に稀なケースだったからです

私は手術を受け、おかげで今は元気です

これが私の最も死に近付いた経験です

今後数十年は勘弁ですね

それを通して、死がただの概念だった頃より確信を持って言えることがあります

「誰も死にたくはない」

「天国に行きたい人でもそのために死のうとはしない」

「しかし死はすべての人の終着点であり誰も逃れたことはないし、今後もそうあるべきだ」

「なぜなら死は生命最大の発明なのだから」

「死は古き者を消し去り新しい者への道を創る」

ここでの「新しい者」は君たちです

しかしそう遠くないうちに君たちも「古き者」となり消え逝きます

大げさですいません

しかし紛れもない事実です

あなたの時間は限られています

無駄に他人の人生を生きないこと

ドグマ(思想、宗教、教えなどをひと括りにした語源の一種)に

囚われないでください

それは他人の考え方に付き合った結果に過ぎません

他人の雑音で心の声に掻き消されないようにして下さい

そして最も大事なのは自分の直感に従う勇気を持つことです

直感とはあなたが本当に求めるものを分かっています

それ以外は二の次です

 

まとめ

私の若い頃「全地球カタログ」という素晴らしい本がありました

私の世代のバイブル(聖書)です

スチュワードブランドという人によって、この近くのメンローパークにて制作されました

彼の詩的なタッチが紙面に命を吹き込んでいました

1960年代後半のことでパソコンもない時代です

すべてタイプライターやハサミ、ポラロイドなどで創られていました

グーグルが生まれる35年も前の文庫版グーグルといったものです

理想主義的で素晴らしいツールや偉大な信念に溢れていました

スチュワードのチームはいくつか刊行を重ねたのち、一通りのネタを出し尽くしたところで最終巻を出しました

1970年代中盤のことで私は君たちの年齢でした

最終巻の裏表紙には早朝の田舎道の写真がありました

冒険好きならヒッチハイクで目にするような光景です

その下にはこんな言葉がありました

【Stay hungry. Stay foolish.】
(ハングリーであれ。バカであれ。)

それが彼らの言葉でした

【Stay hungry. Stay foolish.】
(ハングリーであれ。バカであれ。)

私も堂々とそうありたいと思います

そして今、人生を踏み出す君たちにもそう願っています

 

名言集

「17の時に、こんな名言に出会ったよ。“毎日を人生最後の日のように生きれば、間違いなく最高の人生を送れる”ってね。それ以来33年間、私は毎朝鏡を覗き込んで、こう自問し続けた。“もし今日死ぬなら、今日やろうとしていることを本当にやるか?”そして、その答えがNoである日が続いたときは、何かを変えなきゃいけないんだってわかったよ。」

「いつか死ぬということを思い出すのは、受け身な考えにとらわれないためには最高だ。守るもんなんてないんだ。(だから)やりたいことをやらないなんて理由はどこにもない。」

「未来を見据えて何が起きるかなんて予測は不可能だ。いつも過去を振り返ってみて、あれとこれは繋がっていた、としか言えないんだ。だから自分自身が信じれるものを信じるしかない。それが勘であれ、運命であれ、人生であれ、因果であれ、なんであれ、だ。このやり方で私は後悔したことはないし、私の人生で非常に大きな役割を果たしてきた。」

「君の仕事というのは、人生の多くを支配する。だから、(人生を)本当に満足するには自分の信じる最高の仕事に就くしかない。そしてその最高の仕事というのは、その仕事が大好きでたまらないというものでなくてはダメだ。まだそれが何であるかわからないというなら、探し続けなさい。止まってはダメだ。それが見つかった時は、絶対にそうだと心の底から分かる。そして時間が経つにつれ、やればやるほどどんどん良くなる。まるで最高の人と出会ったように。だから、見つけるまで探し続けなさい。諦めてはダメだ。」

「墓場で一番の金持ちになるなんて、何の意味がある?夜、今日は最高だったと言って眠りにつく。私にはこっちの方が重要だ。」

「何か一つのことを成し遂げた、と思うなら、次に進め。安穏としていてはダメだ。次は何かを見つけるんだ。」

 

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