天照備忘録 ~ブログ森の中にある小さな休憩所~

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【古物商で稼ぐ】モノの売り買いに置ける適正な価格の付け方

2020-10-15 はてなブログ タグ追加 2019-10-15 新規

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イメージサムネイル ©g.O.R.i(素材) ©天照 貴之(加工)

【古物商で稼ぐ】モノの売り買いに置ける適正な価格の付け方

 

 

◆出典、転記、参考、引用◆
◇その他、著作権の定められた条件(範囲)での利用◇
筆者の知識、経験
筆者撮影物、制作物
画像「フリー素材ぱくたそ(https://www.pakutaso.com/)」「いらすとや(https://www.irasutoya.com/)」から

 

価格の付け方がわからない

意気消沈猫のフリー画像(写真)

意気消沈猫のフリー画像(写真) ©カズキヒロ

皆様お元気ですか。

筆者は、これを書いている現在、元気ではありませんw

消費税増税と格闘しています。

さて、いろいろモノに関しての商売をしていると、ふと悩む瞬間があると思います。

“価格の付け方がわからない”

これには明確なひとつの解があります。

お客様に聞けばよいのです。

でもそれでは稼げません。

基本的に安値になります。

そして、お客様自身もわからない場合もあります。

そうです。

深く考えると、価格とはいわゆる一種の幻なのです。

幻影です。

掴めないものです。

では、どうしていけばよいのか。

様々な観点から解き明かしていきます。

 

中古品に置ける価格の付け方

へのへのへのフリー画像(写真)

へのへのへのフリー画像(写真) © g.O.R.i

モノの売り買いに置ける適正な価格の付け方ということは、イメージとして中古品を浮かべることでしょう。

先にこのお題の答えを述べていこうと思います。

時間がない人は、後半の記事(一物四価以降)を飛ばしても大丈夫です。

古物商の私は、リサイクル品に置ける適正価格の解を持っております。

これは経験則であり、また歴史です。

調べて見ればこの答えに辿り着きます。

定価を100とすると、買取時が10になり、売値時が30です。

“定価の10%で買い取り、定価の30%で売れ”

ということです。

もちろん、そこから様々な変数が入ります。

キズの度合い、動作確認、需要・・・

でも基本はこの数字になります。

理屈はわかりません。

様々な歴史を得て、落ち着いた数字ということでしょう。

ということは、無意識のうちにこの数字に慣れている可能性があります。

間違っても、何らかの理由でプレミアム価格でもない限り、定価以上にはならないということです。

定価がない場合はどうするか。

基本は、市場価格で見ていくしかありません。

 

定価と○○小売価格と時価

先方が憤慨して交渉決裂のフリー画像(写真)

先方が憤慨して交渉決裂のフリー画像(写真) ©すしぱく ©ゆうせい(モデル)

定価とは、前もって定められた価格のことです。

時代の変遷で意味合いが揺れていきますが、基本は卸売り(メーカー)の人が付ける価格です。

○○小売価格とは、最後は小売りの人が付ける価格です。

時価とは、その名の通り、その時の価格です。

時価は、生ものや季節品が多いです。

 

一物四価

古い街並みの大川内山を散策のフリー画像(写真)

古い街並みの大川内山を散策のフリー画像(写真) ©すしぱく

筆者が、価格が幻影と想う現象です。

土地の価格は4つ存在します。

“一物四価”

因みに一番重要なのが相続税評価額です。

Youtubeの一級建築士の動画などで調べて見て下さい。

実勢価格(時価)

実際の不動産取引で買い手と売り手の需要が釣りあう価格のことです。

市場価格とほぼ同意味です。

公示価格

国土交通省が土地取引の指標とするため、あるいは公共事業の適正補償金の算出を行うため毎年1月1日を基準にして3月に公表するものです。

※基準地価

都道府県が毎年7月1日時点の土地を算定した価格で、公示価格を補完する意味が強い価格です。

 

ぐるっとまとめて、お役人の考えた価格です。

相続税評価額(路線価)

国税庁が、相続税、贈与税の課税のため、毎年1月1日を基準にして8月に公表するものです。

ざっくり、目の前の道路の価格です。

この価格が一番確たる価格となりますが、売買は時価や公示価格が重視されます。

固定資産税評価額

各市町村(23区は東京都)が、固定資産税等の課税のため、3年毎の基準年度の前年1月1日を基準にして3月または4月に公表するものです。

シンプルに、税金のための指標です。


※それぞれの価格の乖離は基準100に対して・・・

時価 = 110
公示価格 = 100
路線価 = 80
固定資産税評価 = 70

税金に関わる価格は低く抑えられています。

固定資産税評価額は建物もあるため、さらに抑えられています。


うがった見方をすると、ぼったくりと言われないように、間違えないように保険を掛けています。

役人らしいですね。

※因みにこの“うがった見方”とは、物事を深く掘り下げて本質を的確に捉えた見方という意味が正しいです。

 

オークション

赤べこ一匹のフリー画像(写真)

赤べこ一匹のフリー画像(写真) ©すしぱく

いわゆるオークションを見ていると、様々な数字が飛び交います。

貴方に取って100円と思えるものが、他の人は500円と言い、ある人は80円と言います。

十人十色、百人百様。

正に幻の価格です。

 

需要と供給

ネイチャーフォト(白駒の苔)のフリー画像(写真)

ネイチャーフォト(白駒の苔)のフリー画像(写真) ©Yamasha

全体を見渡すと、ここに落ち着きます。

需要が大きければ、価格は上がっていきます。

需要が小さければ、価格は下がっていきます。

供給が増えていけば、価格は下がっていきます。

供給が減っていけば、価格は上がっていきます。

需要が大きくなり、供給が減っていけば、高騰します。

需要が小さくなり、供給が増えていけば、暴落します。

が、お客様がこの価格でいいとなれば、プレミアム価格で成立するかもしれません。

これも結局は幻の価格です。

 

市場価格

人模様のフリー画像(写真)

人模様のフリー画像(写真) ©あめまん

今売れている価格、或は過去売れていた価格が、最も確からしい価格です。

しかし、基本は価格に下落圧力が掛かります。

人は、紙幣が登場してから特に、安いモノを追い求めるものです。

だからこそ、緩やかなインフレが望ましいのです。

わかりやすく例えると、少し価格が上がり、お給金もそれを上回って上がる現象ですね。

 

攻城戦、籠城戦

雨に濡れる石畳のフリー画像(写真)

雨に濡れる石畳のフリー画像(写真) ©にっしーな

日本は豊かになりました。

モノで溢れています。

必要なモノは揃っています。

殊更(ことさら)、わざわざモノを買う必要はありません。

そのためにどうやってモノを流していくか・・・

攻城戦、籠城戦。

城攻め、城守りに似ているのかもしれません。

 

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古物商許可証

古物商許可証 ©天照 貴之

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